寧日雑考 第45号 MMT コペルニクス的転回 2019.05.07 MMTは、従来の金(カネ Money)の定義・概念を根本から覆すものだ。 十分に理解するには簿記3級程度の仕訳の知識が必要だが、 「一定の条件のもとであれば財政赤字は問題ない」と主張するMMTは、 MMT(Modern Monetary Theory) 現代貨幣理論の肝は次の3つである。 (1)自国通貨を持つ政府は、財政的な予算制約に直面することはない。 (2)全ての経済(及び政府)は、生産と需要について実物的・環境的な限界がある。 (3)政府の赤字は、その他の経済主体の黒字である。 上記3つとも、これまで寧日雑考で書いてきた内容に共通する。 第 4号 日本国債は安全資産 参考までに、上記MMTの3つの肝をかみ砕いて言うと、 (1)自国通貨はいくらでも印刷すればよいので、デフォルトは起きえない。 である。 だから2%のインフレになるまで赤字国債を発行し、 また消費税を5%に戻せば、 少子高齢化なのだから、人材育成、技術革新の重要性は一層高まっている。 MMT(Modern Monetary Theory) 現代貨幣理論は、 今後の財務省、経済学者、日経の狼狽ぶりが楽しみである。 ──────────────────────────────────────── |
横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ) mail:monburu@nifty.com http://zak400.zatunen.com/ ____________________________ ( 「寧日雑考」は、自由・不定・記録 を方針とした考察です)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |