寧日雑考 第14号 究極の経世済民システム2 2016.07.24
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私の畢生課題6つの内の一つに「人類は"経世済民"の叡智を持っているか?」
がある。答えは"持っている"だ。謂わば、究極の経世済民システムである。

究極の経世済民システムと言っても、さほど目新しいことはない。
基礎になるのは、基本的人権と民主主義である。

自由、平等を柱とする基本的人権は、人類が到達した叡智だ。
その基本的人権と組み合わされた民主主義は、自分たちが権力を
持って意志決定するという理想の形である。

基本的人権と民主主義以外の概念、例えば宗教や共産主義、○○思想などを
掲げると、いずれ権威主義や原理主義に陥り、
 ”誰もが支配されない社会の実現”
という人類の理想が達成されないことは、歴史はもとより、今現在も
世界各地で発生している凄惨な光景によって証明されている。

民主主義の最終的な意志決定手段は多数決である。これについては、
 ”自己の意見のごり押しによる他者の説得という最も堕落した議論の形”
という辛辣な批評もある。(第324号「民主主義を疑う」
しかし、全員が平等に権力を持つという前提から考えると、
多数決は単純明快な意志決定方法といえる。

反対意見をより反映させるために、単純な過半数ではない投票の仕組みを
考える余地もある。例えば、当選させたい1票の他に、当選させたくない
1票の合計2票で選挙を行う、などだ。

尤も、アローの不可能性定理によって、誰にも不満の出ない完全な選挙は
不可能であることが証明されている。結局、時間をかけ議論を尽くすことで、
より納得の行く結論を模索するしかない、ということだろう。これは、
前述の第324号「民主主義を疑う」に対する反論になってはいない。
しかし、くじ引きや腕力による決定より増しで、何も決められないという
混迷状態を回避できる最善の方法である。

以上、究極の経世済民システムの基礎は、”基本的人権と民主主義”
であることを確認した。

次は、経済の根幹

 ”通貨発行権”

についての考察である。                   つづく

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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ)
mail:monburu@nifty.com   http://www.geocities.jp/monburu/
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( 「寧日雑考」は、自由・不定・記録 を方針とした雑文です。)
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