雑考400 第398号 亡国の無策 2015.12.12 ──────────────────────────────────────── 2015.12.8 日経夕刊コラム「あすへの話題」に霞ヶ関の官僚達が忙し過ぎる、とあった。 深夜、霞ヶ関の多くの窓に煌々と明かりが灯っている。その結果、政策のプロ集団として 本を読み、考え抜き、自己研鑽を積むために必要な自由時間が、全く足りない、と説く。 このコラムを読み、我が意を得た。省庁は異なるが、今年4月から霞ヶ関に勤務する長男 の毎日と符合する。帰宅は早くて終電0:30。土日は休みでも残業 110時間だ。(22日×5h) 私の経験では、残業が月に 100時間を超えると身体的・精神的疲弊が格段に進む。これが 何ヶ月も続けば、能率や意欲が落ちるし、心身の病気にもなる。能力や労働時間に比して 安い賃金で働かされた上、ワークライフバランスが全くない生活では、いずれ優秀な頭脳 が集まらなくなるだろう。中国共産党政権が反日の喧伝で人民に不満のはけ口を与え政権 への批判をかわす一時しのぎを彷彿させる。ブラック霞が関の放置は亡国の無策である。 ──────────────────────────────────────── |
横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ) mail:monburu@nifty.com http://www.geocities.jp/monburu/ __________________________________ ( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |