雑考400 第386号 思考傾向 2014.5.18
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5月上旬の暖かい朝、幹線道路沿いの通勤経路を歩いていたら無風なのに小さい白い埃が
無数に舞っている。よく見ると虫だった。暖かくなって孵化したのだろう。虫は変温動物
なので活発に行動するにはある程度の温度が必要な筈だ。理由は活動エネルギー生成の為
の代謝にある。地上の一般的な動物は酵素を使って、糖類・脂質・タンパク質を分解して
活動エネルギーを獲得しており、酵素が働くためには、ある程度の温度が必要だ。従って
温暖な熱帯雨林が虫の宝庫というのは頷ける。勿論何事にも例外はあるが。春に虫を見て
代謝を考える傾向は「世の中は謎に満ちている」を座右の銘とする私に調和している、と
ほくそ笑む。件の虫はネットで検索して「ホシチョウバエ」だろうと推定した。歴史や心
は因果関係の特定が困難だが、自然科学系の現象は相当程度解明できると確信している。
何故だ?知りたい!と思う理由は謎だが、私にとっては豊かな人生の源泉の一つである。

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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ)
mail:monburu@nifty.com http://www.geocities.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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