雑考400 第376号 福島第一原発 2011.04.10
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2011.3.11 14:46頃 三陸沖を震源に発生したM9.0の巨大地震による津波で、東京電力福島
第一原子力発電所の非常用発電装置が壊滅。冷却手段を失った1号〜4号機で燃料棒が溶融
し水素爆発や火災が発生。原子炉建屋が大破、原子炉圧力容器や格納容器も破損し大量の
放射性物質が大気中に拡散。規制値の1億倍という超高濃度汚染水が太平洋に流出した。
地震発生から1ヶ月となる4/10現在でも事故収束の方向性は全く見えない。正に悪夢だ。
約10年前、中部電力の浜岡原発を見学した。(雑考400第313〜315号) 原発は絶対安全とい
う説明は無かった。それでも5重の壁に守られた核燃料や予測される東海地震への対策な
どを見聞し、原子炉自体の安全を確信した。寧ろトイレの無いマンションとも揶揄される
放射性廃棄物の処理を危惧した。だが5重の壁はあっけなく壊れた。私には豊富な電力に
依存する今の快適な生活を捨て難い。しかし発電量の3割が原発という現実に懊悩する。

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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ)
mail:monburu@nifty.com http://www.geocities.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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