雑考400 第249号 金銭感覚 2000.11.9
────────────────────────────────────────
扱う金額が大きいほど金銭感覚が鈍磨する、という説を見聞した事がある。近所のスーパ
ーで日用品や食料品を購入する時は、1円2円の違いにも敏感だが、10万円単位の家電購入
では感覚麻痺が進み、100万円単位の車になると5万円や10万円の違いも気にしなくなる、
という説だ。自戒と共になるほど、と思う。更にこれを発展させた説もあり、それは自分
の目に見えない金だと麻痺が一層進み、思考停止(≒無関心)に至る、というものだ。事例
は、小さくは町内会費から、大きくは国家予算まで、殆ど全てと言って良い。町内会費も
国家予算も全て自分(=町民・国民)が出した金である。金を出す以上は口も出す、これが
正しい姿だろう。だが現実はどうか?国家予算なら意思表示をした過半数の国民が選んだ
政権がその使い道を決める。ばらまき財政が行われてないか?巨額の財政赤字の原因は何
だ?その解消手段は増税と年金制度改悪ではないか?無関心=無責任→因果応報だろう。
────────────────────────────────────────
黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
mail:monburu@nifty.ne.jp http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/1755
__________________________________
( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

トップページに戻る  前のページに戻る