雑考400 第238号 風船頭 2000.10.1
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「日本では良い姿勢というと『気をつけ!』と教えますが、あれは有害無益。ギュッと胸
を張ろうとすると体がコチコチになってしまって、機敏に動き出せないでしょう。良い姿
勢、美しい姿勢というのは全身に無理がかからず、まっすぐで、しかも楽な姿勢のこと。
イメージとしては、頭を風船に見立てて、ふんわりと背筋を引き上げるようにするのがコ
ツです」2000.9.25 読売朝刊から順天堂大学スポーツ健康科学部教授で"動作法"を教える
星野公夫 氏の話である。なるほど、風船頭が良い姿勢のコツか。私事だが子供の頃から
姿勢が悪いと言われ続け、結局今も直らない。試してみると自然な感じで楽に背筋が伸び
るような気がする。星野氏曰く「<略>足の親指と小指、かかとの3点を結んだその中心あ
たりを重心に、地面か生えたように立てるといいですね。<略>」37年間続けた姿勢はそう
簡単には変わらないだろうが、折に触れ風船頭と大地から生える姿勢をイメージしよう。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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