雑考400 第201号 債権放棄 2000.6.18
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2000.6.11読売朝刊 編集委員 伝川 幹 氏の署名記事からの抜粋『<略>債権放棄とは、銀
行が借りての企業から金を返してもらう権利を放棄すること、つまり、相手の支払い義務
を免除することである。 例えば昨年度、東京三菱銀行は兼松向け債権など計2200億円余
を、東海銀行もトーメン向け債権など1600億円余を放棄している。 先月24日には、建設
準大手のハザマが1000億円余の債権放棄を銀行団に要請した。百貨店のそごうが求める債
権放棄額は6300億円余にも上っている。<略>なぜ、強者の銀行がわざわざ債権を放棄する
のか。「それは債権額が大き過ぎて、すべて貸し倒れになってしまうと、”返り血”を浴
びる銀行自身が危なくなってしまうからです」と、某銀行幹部は明かす。<略>』つまり合
法的&合理的借金の踏み倒しか。公的資金という税金と、本来なら預金者に還元すべき金
利を限りなくゼロにした原資で債権放棄。この原因は明らかに長期にわたる失政だろう。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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