|
雑考４００ 第１０８号 消費者金融 1999.10.23
────────────────────────────────────────
第１０６号 法人所得番付で、大手消費者金融について、１５年以上前に話題となったサ
ラリーマン金融を連想した私の感覚で、やや否定的に書いた。今日、読者の方から、大手
消費者金融の興隆の理由について貴重な情報を頂いた。早速大手消費者金融のホームペー
ジを見て、使い方によっては非常に便利で有効な商品であると納得できたので紹介する。
武富士のホームページの商品案内から一部転載すると、
『『『
実質年率 ２７.375％（遅延損害金 年３２.85％）
ご融資額 １〜５０万円まで（年収の１０％以内）
１０万円を３０日でお利息は２，２５０円です。（実質年率 ２７.375％）
』』』
とある。もし１万円を１０日借りるとして、単純計算すれば、2250÷10÷3=75円となる。
給料日前に急遽現金が必要となった時など、誰に気兼ねすることもなく借りられる。更に
は、平日の午後６時以降や週末に銀行預金を引き出すのに比べれば、その手数料１０５円
若しくは２１０円より安く現金を調達することが出来る訳だ。但し、あくまで高金利であ
ることを忘れてはならないと思う。分割返済の事例を同じホームページから転載する。
（最下段の支払総額は私が付け足した。）
『『『
分割回数 １回払い ６回払い 12回払い 24回払い
月々のお支払い額 102,250円 18,100円 9,700円 5,500円
───────────────────────────────
支払い総額 102,250円 108,600円 116,400円 132,000円
』』』
簡単に借りられるだけに、感覚が麻痺した場合の危険性も大きいと思う。諄いようである
が、同ホームページの言葉を付け加える。
『ご利用は計画的に 使いすぎ、借りすぎに注意しましょう』
貴重な情報を頂いた読者の方によれば、個人が急に必要になった１万円を借りる選択肢と
しては消費者金融がベストであり今後も成長が見込める事、また、これを実現した原動力
が通信の自由化とITテクノロジーである事を透察されておりました。先入観を持って見る
事の危険を教えていただき感謝しております。ありがとうございました。
※今回は４００字をオーバーしましたが、了承願います。
──────────────────────────────────────── |