寧日雑考 第95号 EV、今? 2023.11.26
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CO2による地球温暖化という怪しい仮説が、武漢発新型コロナ並の
猛威を振るい、世界的にガソリン車・ディーゼル車は廃止の方向で
進んでいる。

日本でも2020年に「カーボンニュートラル宣言」が発表され、
2021年1月に当時の菅首相が施政方針演説で
「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」
と語った。(ハイブリッド車は電動車に含まれる)

米テスラが台頭し、クリーンディーゼルのインチキで失敗した
欧州の自動車メーカーがEV(Electric Vehicle)に全面シフト。

これに中国が便乗してEVシェアを拡大させており、本格的な
EV時代が来た、と言われている。

だが、本当だろうか。

自動車の将来を考えるとき、(1)ユーザー、(2)メーカー、(3)環境面
(車の動力エネルギーを含む)の3つの観点がある。

(2)メーカー、(3)環境面は、それぞれ関係者の判断に任せる。

(1)ユーザーの私としては、不安なく動き、耐久性があり、安価で、
燃費と乗り心地の良い車が欲しい。

従って、今EVを買うという選択肢はゼロである。

理由の第一はバッテリー切れの不安に耐えられないからだ。

充電環境は劣悪で、しかも充電時間が掛かりすぎる。
また動力源としてのリチウムイオン電池の耐久性は貧弱だ。

四季のある日本で冬にバッテリー不安で車が使えないのは論外だ。

全固体電池が完成し、今のガソリンスタンド並に充電施設が整い、
且つ充電時間が5分程度になったら、私はEVの購入を検討する。

また環境面では、安全で安定した核融合発電が必須だろう。

私は39年前から、ガソリン車ファミリア(マツダ)を皮切りに、
ディーゼル車ラルゴ(日産)、ガソリン車スペースギア(三菱)、
ガソリン車ディオン(三菱)、ガソリン車パッソ(トヨタ)、
ハイブリッド車カローラ(トヨタ)、同プリウス(トヨタ)
と乗り継いできた。

このうちラルゴとスペースギアは雪国の信州黒姫高原で乗っていた。

私の考察では、先ほど書いた
 全固体電池・充電施設・短時間充電・核融合発電
の4つが確立されるまでは、
ガソリンエンジンハイブリッド車こそ最良の選択肢と断言できる。

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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ)
mail:monburu@nifty.com   http://zak400.zatunen.com/
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( 「寧日雑考」は、自由・不定・記録 を方針とした考察です)
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