寧日雑考 第91号 隔週往復10時間 2023.07.28
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第88号 還暦の新人」に書いたとおり、
2023/4/1から福井県にある化学系の製造会社に
新入社員で入社し、約4ヶ月が経った。

前任者からの引継もほぼ終わり、漸く自分のペースで業務を
進められる状況になりつつある。

来月からは、当初の条件通り、在宅勤務を含めて月の半分は
横浜の自宅で過ごせる見込みだ。

単身赴任社宅の方も、生活リズムが固まってきたので、
一種の理想型が完成しつつある。有り難いことだ。

但し、唯一の難点は福井〜横浜間の移動に
途方もない時間がかかることだ。

現時点での主な交通手段は次の3つである。

 (1)東京 東海道新幹線(のぞみ・ひかり)
    → 米原から北陸本線(しらさぎ) → 福井

 (2)東京 北陸新幹線(かがやき)
    → 金沢から北陸本線(サンダーバード) → 福井

 (3)羽田空港 → 小松空港 → JR小松駅 → 福井

いずれも、乗り換えを含めて約3時間半だ。

更に、福井から最終目的地の駅までは第3セクター
各駅停車のワンマン電車でさらに約1時間かかる。

横浜の自宅玄関から社宅玄関までの所要時間は5時間。
これは長い。

大型ジェット旅客機好きの私としては、(3)の空路に引かれるが、
便数が限られる上、料金が新幹線のほぼ2倍だ。これは痛い。
結局この4ヶ月は全て(1)と(2)の新幹線で帰宅した。

移動の5時間は、確かに長い。しかし、前向きに考えれば、
誰にも邪魔されない自由時間でもある。

隔週の往復10時間。

還暦の私にとって残り少ない人生の貴重な一部だ。

集中力を高める訓練で価値ある時間に変え、愉快に過ごそう。


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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ)
mail:monburu@nifty.com   http://zak400.zatunen.com/
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( 「寧日雑考」は、自由・不定・記録 を方針とした考察です)
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