寧日雑考 第87号 ブレグレット 2023.03.24 2023年3月20日(月)産経新聞の朝刊トップに ブレグジット(ブリテン+エグジット)英離脱 から、 ということらしい。 EU離脱か、残留か、という正反対の政策で国民投票が行われ、 正に国論を二分した接戦の結果といってよい。 しかし、2020年末の完全離脱から2年数ヶ月が経った今も、 昨年9月に英国債金利が暴騰、通貨ポンドは大幅に下落し、 離脱に一票を入れた人間は後悔しているという。だが、 ヒトは、自分が確信できること以外は、雰囲気に流されがちだ。 マスコミや著名人、信用する身近な人間が声高に訴えれば、 直接民主制である国民投票の落とし穴だろう。 EU離脱 or EU残留 のような正反対の政策で、しかも どちらが勝利しても禍根を残す。特に、誰が見ても失敗が このような賛否両論が拮抗している事案は日本にも多数ある。 性急な国民投票は行わず、まどろっこしいが、時間をかけて これが、過ちを防ぐ正しい道だろう。
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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ) mail:monburu@nifty.com http://zak400.zatunen.com/ ____________________________ ( 「寧日雑考」は、自由・不定・記録 を方針とした考察です)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |