寧日雑考 第46号 MMT ケルトン教授 2019.08.09
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2019.7.16 に衆議院第一議員会館で MMT国際シンポジウム が開催された。
注目のプログラムは、MMT( Modern Monetary Theory ) 現代貨幣理論で著名な
経済学者 ステファニー・ケルトン教授(ニューヨーク州立大学) の講演だった。
演題は、
「MMTが導く政策転換〜現代貨幣理論と日本経済〜」
である。

仕訳と自国通貨建て国債を元に素直に考えれば、論理的にMMTは正しい、
と言わざるを得ない。なぜなら単なる事実を言っているに過ぎないからだ。

私は、MMT提唱者のケルトン教授が、どのような切り口でMMTを語るのか、
とても興味があり聴講を心待ちにしていた。

名刺がお金になる例え話から始まった講演は、期待通りの素晴らしい内容だった。
そしてもう一つ、英語から日本語への同時通訳のレベルの高さにも驚嘆した。

詳しい講演内容は、下記のサイトにあるので是非読んで欲しい。
色眼鏡を掛けていない、講演そのままの内容である。

 MMT(現代貨幣理論)が、日本経済を「大復活」させるかもしれない
 MMT提唱者・ケルトン氏が明かした  週刊現代記者 小川 匡則

  https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66073

MMT国際シンポジウムのあと、日経新聞が一所懸命にMMTに否定的な記事を
連発している。MMTへの焦りが感じられ、哀愁すら漂う。

ただ、確定的となった2019年10月の消費税10%増税が、私は悔しい。
次の衆院選は、れいわ新選組が台風の目となることを予感している。

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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ)
mail:monburu@nifty.com   http://zak400.zatunen.com/
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( 「寧日雑考」は、自由・不定・記録 を方針とした考察です)
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