雑考400 第355号 対人力 2006.10.15 ──────────────────────────────────────── 古書店で船川淳志 著「図解 ビジネスの現場で活きる思考力と対人力」を見つけ、表題の 面白さに惹かれて購入した。「対人力」は初めて見聞する言葉だったが瞬時に意味を想像 できた。抽象的概念や新しい概念は具体的な言葉を設定することが理解促進の第一歩とな る。老化を前向きに捉える赤瀬川原平 氏の言葉「老人力」を思い出す。(第49号 老人力) 船川氏は、対人力に思考力をプラスした「対人思考力」を定義して、次の4段階を説く。 『 (1)自分の頭の中でものごとを組み立てることができる (2)自分の頭の中で組み立てた ことを相手に分かりやすく伝えることができる (3)相手の話を聞きながら、相手が頭の中 で組み立てたことを理解することができる (4)複数の相手とそれぞれの考えを交換・共有 しながら、問題解決や新たな考えを共創できる』論理思考能力と意思疎通能力を統合した 対人思考力は、人の集団である組織に於いて強力な武器となることは経験からも得心だ。 ──────────────────────────────────────── |
横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ) mail:monburu@nifty.com http://www.geocities.jp/monburu/ __________________________________ ( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |