雑考400 第351号 惰性と麻痺 2005.06.26
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最近、社会の諸問題に関する自分の感性の中で、惰性・馴れ・感覚麻痺による既成事実の
追認や諦念そして無力感が少しずつ大きくなっていると感じる。一つは就労時間の長さと
その精神的関与の深さから社会への関心が希薄化し近視眼的になってしまっていること。
これは自分に起因する理由。もう一つはマスコミにより報道される前代未聞の扇情的大事
件の続発により、本来追跡し続けるべき諸問題が看過されがちになっていること。これは
商品化された情報はすぐに陳腐化するという社会の仕組に起因する理由。この二つが大き
いと思う。惰性と麻痺による現状追認と諦念は将来に大きな禍根を残す。年金・少子高齢
問題、自衛隊駐留地が非戦闘地域という強弁、日本の外交政策(対近隣諸国&対国際社会)
道路公団の高給と談合関与、硬直的財政配分の背後に在るであろう無駄、給与所得者への
大増税計画、6年連続で自殺者約3万人、地球環境問題、等々、危懼すべき課題は多い。
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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://www.kjps.net/user/monburu/
mail:monburu@nifty.com http://www.geocities.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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