雑考400 第347号 独裁国の証明2 2004.1.25 ──────────────────────────────────────── 講談社現代新書「ゲーデルの哲学-不完全性定理と神の存在論-」高橋昌一郎 著1999.8.20 第1刷の前書きからの抜粋『<略> 最初に不完全性定理の重要性に注目したジョン・フォン ・ノイマンは、<略>量子力学からゲーム理論にいたる数えきれない研究分野で独創的な業 績を残し、現代のノイマン型コンピュータの開発者でもある。そのフォン・ノイマンが、 「二十世紀最高の知性」と呼ばれるたびに、それは自分ではなくゲーデルだと返答した。 32歳のゲーデルは<略>その三年後<略>ヒトラーの占領したウィーンを去ってプリンストン 高等研究所へ移り、アルバート・アインシュタインと出会った。二人は毎日のように散歩 をしながら、一般相対性理論についての議論を重ねた。<略>晩年のアインシュタインは、 「私が研究所に行くのは、ゲーデルと散歩する恩恵に浴するためだ」と述べている。』大 天才のノイマンやアインシュタインがゲーデルを極めて高く評価している。(結論は次号) ──────────────────────────────────────── |
横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ) http://www.kjps.net/user/monburu/
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