雑考400 第304号 蛍の里1 2001.7.8 ──────────────────────────────────────── 今日買い物からの帰途、家内が、蛍の光では字は読めないと新聞で読んだ、と言う。丁度 蛍の季節なので帰宅のついでに蛍を探してみよう、という話になった。夜8時、一昨年蛍 を見つけた黒姫駅近くの田圃に行ったが、減反政策の影響か、休耕田になっていた。落胆 しながらも、駄目元で田圃道を通って帰ってみたら?と家内が提案した。車をゆっくり走 らせたが蛍は見えない。やはり駄目かと思った時倅が、蛍かもしれない、と言う。路肩に 車を止めて確かめさせると、居た居た、と興奮気味に駆け戻ってきた。娘も家内も私も嬉 しくなって車から飛び出した。倅が指差す小川を見ると確かに淡い光が見える。2匹だ。 暫くして車が一台止まった。蛍を見に来た様子だ。蛍居ますか?、ええ2匹居ます、と言 葉を交わした。蛍狩りのベテランらしい。車の方向指示器を出しておくと蛍が寄って来ま すよ、と教えてくれた。半信半疑で点けてみたら本当に集まってきた。10匹は居る。続く ──────────────────────────────────────── |
黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
mail:monburu@nifty.com http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/1755 __________________________________ ( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |