雑考400 第298号 着眼大局 2001.6.12 ──────────────────────────────────────── 2001.6.2は小学校の授業参観日だった。参観の終了後、恒例の校長講話があった。今回も 期待通りの充実した内容だった。講話の中で「着眼大局 着手小局」という言葉が紹介さ れた。将棋や囲碁の言葉らしいが、恥ずかしながら、初めて聞いた熟語だった。尤も文字 を見れば、その意味は想像が付く。つまり”まず大きく全体を見て目標を捉える、次にそ の実現の為に小さな一手を倦まずたゆまず続ける”だ。即実行可能な例として、1)子供を 歩いて通学させる 2)親子で黒姫山に登る の二つが揚げられた。1)は毎朝、校門に降車 待ちの行列ができる実情を見て、歩くことの大切さ(体を鍛え、脳に刺激を与える)を訴え たもの。2)は苦しい山登りを完遂した者だけが味わえる達成感を親子で体験して欲しい、 親子で汗をかくことで親子揃って学ぶ何かがある、という趣旨から。全く虚を衝かれた。 両方に該当する。早速、子供を歩かせ、眼前に聳える信濃富士(=黒姫山)に挑戦しよう。 ──────────────────────────────────────── |
黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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