雑考400 第294号 囚人のジレンマ 2001.5.13
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まず、ゲーム理論で有名な「囚人のジレンマ」を考える。「ある犯罪の共同犯として二人
の容疑者が独房にいる。警察には証拠が無く、自白させるため、次のような条件を二人に
提示した。『一方が自白し、他方が黙秘した時、自白した者は釈放、黙秘した者は懲役10
年。二人とも自白したら共に懲役5年。二人とも黙秘の時は別件の容疑で共に懲役1年』二
人は相談出来ないし、相手が自白したかどうかも知らされない。二人に信頼関係は無く、
また二人とも平均以上の判断力を持っている。さて容疑者は自白or黙秘のどちらを選べば
良いだろうか?」これは難しい。深い信頼関係があれば共に黙秘で懲役1年だが、もし裏切
られれば最悪の懲役10年だ。そこで自白→あわよくば釈放、を狙う。だが相手も恐らく自
白するだろう。すると折角の懲役1年を見す見す逃し、5年の懲役になってしまう。相手も
馬鹿ではないから判る筈だ。それなら黙秘して・・・。正に「囚人のジレンマ」である。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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