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雑考４００ 第２７８号 政治不信 2001.3.1
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本日、１週間程前に参議院議員を辞職した大物政治家が「受託収賄容疑で逮捕」のニュー
スがあった。おいおいまたかよ、である。報道番組によれば”森総理を密室で決めた５人
組の一人”らしい。また昨日には、政策秘書給与をだまし取ったとして詐欺などの罪に問
われた元衆議院議員が東京地裁で懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けている。森内閣の支持率
は8.6%で、「国政に不満を持っている」が過去最悪の90%。惨憺たる状況である。2年前な
ら"政治の世界も世紀末"と報道されたに違いない。今朝の読売朝刊のコラム編集手帳には
『「国民の政治に対する不信感は頂点に達し、わが国議会政治史上、例をみない深刻な事
態をむかえている。政治と金の問題は政治不信の最大の元凶である」◆これは昨今の文章
ではない。リクルート事件が拡大しつつあった一九八九年五月、自民党が示した「政治改
革大綱」前文の一部だ。十年一日（いちじつ）のごとしという。いや、十二年間、この党
は何をしていたのか』とある。確かにその通りだ。しかしもっと言えば「こんな政党に政
権を任せつづける選挙権を行使した過半数の日本国民は一体何をしていたのか」だろう。
※今回は４００字をオーバーしましたが、了承願います。
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