雑考400 第277号 長賃労働 2001.2.27
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私事であるが、ここ2週間ほど、労働時間が長くなり参っている。しかも必要性が感じら
れない労働作業なので脱力感は尚更だ。仕事の種類にもよるだろうが、目先の仕事に追わ
れた生活をしていると、人生に余裕が無くなり、つまらない人間になってしまう、と感じ
る。朝から夜遅くまで会社に居つづけ、家に帰っても寝るだけ。新聞は斜め読み、本は読
まなくなる。会社関係の人間としかつき合わない。いきおい仕事以外に話題がなくなる。
悪い意味の仕事人間・会社人間だ。たった2週間だが危機感を覚える。これも自分が小人
(しょうじん=器量のない人-広辞苑-)だからだろう。しかし、だからこそ賃労働以外の時
間の充実を目指している。新エンゲル係数(98号)などを考えるのもそのためだ。しかし習
慣とは恐ろしい。残業も夜10時・11時は当たり前、0時を過ぎて漸く"今日は遅いな"と思
うようになる。一刻も早くまともな感覚を取り戻し、提灯労働とならぬよう自戒しよう。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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