雑考400 第268号 雪という奴 2001.1.23
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今も、黒姫高原は雪だ。長期予報で今年は暖冬と聞いていたが、ここ数年来で積雪は最も
多いと感じる。北陸の大雪のニュースを見聞した。日常生活への支障をお察しする。黒姫
高原に住んでから雪に対するイメージが変わった。雪は、白くて、ふんわり軽くて、はか
なくて、降り積もる様子にはロマンチックな風情が漂う、と感じていた。しかし豪雪地帯
の現実は全く違う。雪という奴、泥ですぐに薄汚れる、岩石のように堅くて重い、決して
融けることなく増え続ける邪魔者で、降り積もる様子は空から落ちる白い悪魔、である。
天気予報で「長野県北部は雪で明日の朝までの降雪量は、山沿いの多いところでは40から
60cmの見込みでしょう」などと聞こうものなら沸々と怒り・恨めしさが込み上げる。この
怒りは、素人雪国生活者の証拠だろう。とは言え、怒りだけではない。雪が降った翌朝の
澄み切った青空を背景に、朝の光に輝く雪化粧した落葉松などを見ると、心が洗われる。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
mail:monburu@nifty.ne.jp http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/1755
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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