雑考400 第267号 算数教室 2000.1.21
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秋山 仁 著「秋山仁の数学渡世」朝日文庫 55頁「手を動かして不思議を学べ」に近所の
小学生を集めて「六日間の算数教室」を開いた話があった。泣くわ、笑うわ、騒ぐわで授
業は大変だったが『しかし、自分たちの興味をそそられたとき、彼らの反応と頭の回転は
すこぶるよかった。「5リットルマスと7リットルマスを使い、桶の中から 1,2,3・・13リ
ットルの水を汲み出してごらん」 この問題で、実際にマスと砂を渡すと全員が喜々とし
てなんなく汲み出していった。これは、高校で習う方程式の整数解を求めるのと本質的に
は同じである』とある。息子(小5)に見せたら喜々として考え忽ち答えが判ったと言う。
これは参った。2,3リットルは簡単だが、1,4リットルが判らない。親父の沽券に関わる。
『問題の解き方をどれだけ知っているか、という土俵で戦うとき、数学を学ぶ上で重要な
「おもしろさ」は省略される』と著者は指摘する。納得だ。さて1リットルに再挑戦だ。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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