雑考400 第256号 動機と念力 2000.12.3 ──────────────────────────────────────── 例えば、コップを持ち上げようと思って、手で持ち上げたとする。このとき私は念力を使 ってコップを持ち上げている、事になってしまう。信原幸弘 著「考える脳・考えない脳 心と知識の哲学」講談社現代新書8頁を読んで驚きと共に知った、奇妙だが反論できない 考察だ。この「念力」はいわゆる超能力の一つ"物体に触れず精神力によって動かす力"と 同等と考えて良い。具体的に考えてみる。コップを持ち上げるには、まず手を動かす。手 を動かすには手の筋肉を動かす。筋肉を動かすには筋肉へ行く神経にしかるべく命令を出 す。命令を出すのはたぶん脳だろう。では脳はどうやって手の筋肉を動かすよう神経に命 令を出したのか?それはコップを持ち上げようと思った(=念じた)からと考えられる。つ まり”心に念じただけで脳という物体を働かせ、その結果、神経に物理的・電気的な信号 を発生させた”という事だ。力は弱いかも知れないが、これは念力そのものではないか! ──────────────────────────────────────── |
黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
mail:monburu@nifty.ne.jp http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/1755 __________________________________ ( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |