雑考400 第247号 代表値 2000.10.30
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だいひょう−ち【代表値】統計で、資料の客観的尺度とする数値。平均値・中央値など。
上記は広辞苑の定義だ。代表値で最もよく見聞するのは平均値だろう。計算も簡単なので
そのその意味するところも捉えやすい、様な気がする。だが本当だろうか?国税庁発表の
http://www.nta.go.jp/category/toukei/tokei/stati/h11/minkan/03.htm#02 「平成11年
度分民間給与の実態調査」によれば、賞与を含む年間平均給与総額は461万円とある。
この数字に一喜一憂するのはまだ早い。男女別平均では男567万円、女280万円だ。一喜一
憂は、まだまだ早い。年代別では男50〜54歳717万円、女30〜34歳312百万円がピークだ。
一喜一憂はこれでも早い。業種別総平均では化学工業が 559万円で最高、農林水産・鉱業
が 331万円で最下位だ。これで平均値とは一体何を代表するのか?学校で学んだ代表値に
は他に、メジアン(中央値)、モード(並数)もある。平均値は悩ましい客観的尺度だ。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
mail:monburu@nifty.ne.jp http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/1755
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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