雑考400 第231号 入試改革 2000.9.17
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最近、大学生の学力低下についてよく見聞すると思っていたところ 2000.9.12読売朝刊に
次の記事があった。「大学入試改革を検討してきた国立大学協会の小委員会は11日までに
国立大受験者については原則として大学入試センター試験で「5教科7科目」の受験を義務
付けるとする指針案をまとめた」現行のセンター試験は 6教科31科目から各大学が入試科
目を選ぶ形式で、国立大でも学部・学科によっては2、3教科しか課さないケースが少なく
ないというから、一気に範囲が広がることになる。記事にもあるが、これは昔の共通一次
試験と同じだ。だが偏差値偏重の詰め込み教育が反省され、ゆとりの教育を目指した「入
試改革」を経て科目が減り、20年近くかけて今の形になったのではないか。改革を続けた
結果、元の姿に戻る。入試改革とは不思議な改革だ。尤も、改革に振り回される受験生は
大変だろうが、幅広く勉強ができるのは良いことだ。これは私の経験からの確信である。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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