雑考400 第230号 線人類 2000.9.12
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生憎出典を失念したが「線(セン)人類」という言葉を初めて見聞したのは5年程前だった
と思う。新人類をもじったような言葉であるが「線人類=線を通してのコミュニケーショ
ンが主である人類。近い将来、個人が自分専用の回線を持つようになり、その結果出現す
る」と言う内容の定義を読んだ時は、そんな時代が本当に来るのか?と疑問を感じた。回
線とは電話・ポケベル・パソコン通信などを指していた。今、携帯電話を中心とする個人
専用回線は現実のものになっている。先見の明には脱帽だ。『最近の恋人同士は会っても
会話せず漫画を読んでいる』とか『「じゃ、また後で電話するね」と言う会話を耳にした
旧人類が「いま話せ。今」と思わず言いそうになった』という話を聞けば、線人類は既に
存在するのだろう。だが考えてみれば、私も自分専用の回線を2本(携帯電話&ISDN)も持っ
ている。パソコン画面に向かってこの様な文章を書く姿は、線人類の典型かも知れない。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
mail:monburu@nifty.ne.jp http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/1755
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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