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     雑考400 第207号 捨てる 2000.7.4 
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    モノが多すぎる。家中、使わないが捨てられないモノ、で溢れ返っている。これは私の家 
    だけではないらしい。家内が『「捨てる!」技術』辰巳 渚 宝島社新書を購入した。テレ 
    ビで見たという。目次を読むだけで主張の骨子は充分理解できる。但し「技術」と銘打っ 
    ている程の内容は無い。ひたすら「捨てろ」と強弁していると感じた。76頁では聖域を作 
    るな、として野口悠紀雄 著『「超」整理法3 とりあえず捨てる技術』を引用し資料等の 
    特別視を批判してる。が的はずれだ。「あなたが死んだらみんなごみ」「"しまった!"を 
    恐れない」という主張は技術でも何でもない。とは言え、単純に捨てると割り切ってしま 
    えばそれはそれで楽だろう。この本の意味は、捨てることに係る罪悪感を如何に軽減させ 
    るかにあると思う。参考迄に目次を抜粋する。『考え方10ヶ条 1"とりあえずとっておく" 
    は禁句"/2"仮に"はだめ"今"決める/3"いつか"なんてこない/4他人の"とっても便利"は、 
    私の"じゃま"/5"聖域"を作らない/6持っているモノはどんどん使う/7収納法・整理法で解 
    決しようとしない/8"これは捨てられるのでは"と考えてみる/9"しまった!"を恐れない/10 
    完璧を目指さない』『テクニック10ヶ条 1見ないで捨てる/2その場で捨てる/3一定量を超 
    えたら捨てる/4一定期間を過ぎたら捨てる/5定期的に捨てる/6使い切らなくても捨てる/ 
    7"捨てる基準"を決める/8"捨て場所"をたくさん作る/9小さなところから始めてみる/10誰 
    が捨てるか、役割分担を決める』 捨てる=モノへのこだわりを捨てる と思い至った。 
    ※今回は400字をオーバーしましたが、了承願います。 
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