雑考400 第155号 富山唯継 2000.2.6
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2000.1.16読売朝刊の論説委員竹内政明 氏の論説に、1月17日は阪神大震災の日であるが
以前は尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の「寛一お宮の日」として記憶されていた、とある。
『<略>寛一は「いいか宮さん、1月の17日だ」と言う。<略>「富山唯継」という重要な
役どころがある。「とみやま・ただつぐ」と読む。お宮が嫁ぐ資産家の御曹司で<略>この
名前には「親が残した富の山を、ただ継ぐ」の意が込められているという。<略>近代日本
の歩みは、貧富の差を縮めるための道のりだったともいえる。昭和初年に経済評論家の高
橋亀吉が調べたところでは、社長の平均年収(15万1千円)は新入社員(1千5百円)の百倍あ
った。昨年の大卒初任給は平均19万円余りである。その百倍2千万円の月給をもらう社長
がいま、何人いるだろう。<略>』雇用確保・企業存続の手法としての成果主義・能力主義
→所得格差の拡大≒貧富の差の拡大 が本格化するか?時代は力の方向を正反対に向ける。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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