雑考400 第147号 立体視と天空の月 2000.1.15
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5年ほど前3Dステレオグラムが流行した。見方によって、無意味な模様から文字や絵が
浮き出して見える、という立体視だ。子供の頃、金網やカールしている電話のコードが変
な具合に見え不思議に思った。仕組は同じか。2000.1.13読売朝刊に米国の大学がこの3D
の原理を応用し、天空の月が小さく見える事を画像で証明した記事があった。太陽や月は
昇る時や沈む時は大きく見え、天空にある時は小さく見える。理由は「地表に近い時は建
物など比べる物を一緒に見るので錯覚で大きく見える」と、出典は失念したが読んだ覚え
がある。説得力を感じず蟠っていた。記事によると、脳には遠くにある物の大きさを補正
する働きがある。「ハ」の字形に直線を書き、その内側に同じ長さの2本の横棒を引くと
上の線が「遠く」に見えるため「長く」見えるのと同じ原理、という。写真の立体視で月
の見かけの大きさの違いを体験でき、感動した。原理の説明も明快。一見の価値ありだ。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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