雑考400 第110号 山中の夜道 1999.10.23 ──────────────────────────────────────── 私事であるが、私は黒姫駅から5kmの山中、黒姫山の麓に住んでいる。簡単に歩いて行け る距離には、スーパーやコンビニなどの商店は一切無い。路線バスも1日数本で、しかも 私の自宅は路線からかなり外れている。街灯も殆ど無い。但し、電気と電話と上水道と下 水道は完備されている。舗装道路も整備されている。自転車は急な上り坂が多くて体力的 に厳しく、冬は雪で全く使えない。殆ど唯一の交通手段は自家用車だ。そこで問題は、宴 会後の交通手段である。23時30分頃に営業終了するタクシーだけが頼りだ。そして最後は 徒歩。実は1ヶ月ほど前、黒姫駅前の宴会場から自宅まで徒歩での帰宅に挑戦した。勿論 独行である。21時30分に出発し約1時間後、無事自宅に帰り着いた。途中遭遇したのは車 2台と犬2匹のみ。白状すれば、街灯の無い暗い山中の夜道は非常な恐怖だった。歩きつ つかなり後悔した。携帯ラジオと軽い酩酊に助けられたと思う。山中の夜道は実に怖い。 ──────────────────────────────────────── |
黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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