雑考400 第98号 新エンゲル係数 1999.10.1
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エンゲル係数というのがある。広辞苑では「エンゲル‐けいすう【―係数】生計費中に占
める食費の割合。一般にこの係数が高いほど生活水準は低いとされる。」だ。地球物理学
者で東大教授や雑誌ニュートンの編集長を歴任している竹内均氏の著書で「新エンゲル係
数」を読んだ覚えがある。生憎出典を忘れたので記憶で書くと「新エンゲル係数は自分の
時間に占める、生活費を得るために費やす時間」だったと思う。つまり「エンゲル係数=
食費÷生活費」であるのに対し、「新エンゲル係数=労働時間÷生活時間」となる。私事
で恐縮だが、9月の実績で計算してみたところ、50%を超えてしまった。 (1)生活時間
(510時間)=日数×(保有時間-睡眠時間)=30×(24-7) (2)労働時間(256時間)=(日数×勤務
時間)+残業時間=(22×8)+80 (3)新エンゲル係数(50.2%)=256÷510 もし残業零なら34.5%
だ。50.2%は辛い。生活時間の過半数が会社≒社畜≒生活水準が低い、か?深刻な事態だ。
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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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