雑考400 第86号 ロールペーパーの長さ2 1999.8.30
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1999年3月に学習指導要領の改訂があった。高校数学の教材例に『半径5cmの芯に厚さ0.05
cmの紙を半径10cmまで巻いた時の紙の長さ』を問う問題があり、その解法が3例紹介され
ていたそうだ。インターネットで検索したが見つからないので、自分で考える事にする。
解法Aややスマート ロールの断面◎を時計に見たて、12時から中心を通って6時の線
で両断する。バラバラになったペーパーを左右それぞれ切断面を揃えて逆さまに並べる。

12時の切断面
↓       ↓6時の切断面

| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄| ←12時の切断面
|____//_____| ←

←10π/2→ ← 20π/2 →

これは、断面の長さ(10π/2+20π/2)の紙が、100枚(5÷0.05)集まったものである。

よってロールペーパーの長さは、
(10π/2+20π/2)×100=(5π+10π)×100=1500πcm
≒1500×3.14=4710cm
=47.1m となる。                    (つづく)

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黒姫高原 橋本 好次(はしもと よしつぐ)http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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