雑考400 第59号 カラスの知恵 1999.6.14
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以前、町主催の親子工作教室に参加し小鳥の巣箱を作った。よくある形の巣箱で、手前に
傾く片屋根が蓋になっている。これを1997年の8月にベランダの前の木に掛けた。今年の
3月、蓋を開けてみたら、孵化したと思われる卵の殻が3つ入っていた。巣に出入りする
鳥の姿が無く、諦めていただけに、巣を見た瞬間、子供と歓声を上げた。但し、孵った雛
が無事巣立ったかどうかは未確認だ。巣箱は綺麗にして同じ場所に戻した。さて今年の5
月の半ば、ベランダで家内が洗濯物を干しているとカタン、カタンと木を叩くような音が
すると言う。何の音か?と不思議に思いながら、何げなく音のする方向に目をやると、な
んと烏が巣箱の蓋を開け閉めしていたそうだ。卵を狙ったものだろうか。早速、蓋に鍵を
取り付けた。烏は賢いと聞くがこれには驚いた。胡桃を車に轢かせ、殻を割って実を食べ
る仙台の烏の話を聞いた事もある。或いは、昨年の雛も烏の被害者だったかも知れない。
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橋本 好次(よしつぐ) mail:NBA00155@nifty.ne.jp  http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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