雑考400 第47号 ドラえもんの最終回3 1999.6.18
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Sさんの書いた「〜僕が勝手に考えた〜ドラえもんの最終回(仮)」を読んだ。私は感動
した。また哲学的な示唆に富んだ作品でもある。テレビ・映画の「ドラえもん」とは全く
無関係であること、また藤子F不二雄先生作の最終回がちゃんとあること、を了解した上
で読んで欲しい。改行を含め、そのままの形で4回に分けて転載する。なお、この引用は
作者のSさんから、私(橋本)が直接に了承を得た上での転載である。従ってチェーン
メール等の悪用はもとより、無断転載は一切しないで欲しい。掲載されているホームペー
ジURLは、http://gamella.elcom.nitech.ac.jp/|~satoh/doc/ware/dora.htmlである。
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●〜僕が勝手に考えた〜ドラえもんの最終回(仮) 3

あれから、数年後...。

のび太の何か大きく謎めいた魅力、そしてとても力強い意志、どこか淋しげな目、
眼鏡をさわるしぐさ、黄色のシャツと紺色の短パン、しずかちゃんが惚れるのに
時間は要りませんでした。外国留学から帰国した青年のび太は、最先端の技術を
もつ企業に就職し、そしてまた、めでたくしずかちゃんと結婚しました。そして、
それはそれはとても暖かな家庭を築いていきました。ドラミちゃんが去ってから、
のび太はドラえもんは未来に帰ったとみんなに告げていました。そしていつしか、
誰も「ドラえもん」のことは口にしなくなっていました。しかし、のび太の家の
押入には「ドラえもん」が眠っています。あの時のまま...。

のび太は技術者として、今、「ドラえもん」の前にいるのです。

小学生の頃、成績が悪かったのび太ですが、彼なりに必死に勉強しました。そし
て中学、高校、大学と進学し、かつ確実に力をつけていきました。企業でも順調
に、ある程度の成功もしました。そしてもっとも権威のある大学に招かれるチャ
ンスがあり、のび太はそれを見事にパスしていきます。そうです、「ドラえもん」
を治したい、その一心でした。人間とはある時、突然変わるものなのでしょう。
それがのび太にとっては「ドラえもんの電池切れ」だったのです。修理が可能で
あるならば、それが小学6年生であるのび太の原動力となったようでした。
                               −つづく−
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※今回は400字をオーバーしましたが、原文そのままということで了承願います。
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橋本 好次(よしつぐ) mail:NBA00155@nifty.ne.jp  http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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