雑考400 第42号 石油埋蔵量の2 1999.5.5
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フォーブス1996年7月号36頁に「原油価格はまだ下がる 増え続ける確認埋蔵量と生産量」
の記事があった。ジョンズ・ホプキンズ大学教授(応用経済学)スティーブ・H・ハンク氏
の論説で「石油枯渇説はフィクションだ」と言う。「石油を含めた鉱物資源を人類が使い
切ることは絶対にない。なぜなら、油田を掘り出すコストが高くなりすぎて石油の買い手
がなくなれば、石油産業そのものが消滅してしまうからだ」一方マチューセッツ工科大学
教授で石油経済研究所所長のM・A・アデルマン氏は著書『ビンから抜け出した妖精』で石
油枯渇説が根拠のない俗説だと指摘。「1944年に世界の確認埋蔵量に対する年間石油生産
量は5%だったが現在は2.2%に下降している。当時はあと20年分の埋蔵量しか残っていない
と言われていたが、その後半世紀以上にわたり石油を湯水の如く使ってきた。それでもま
だあと45年分の埋蔵量が確認されているのだ」なるほど”モノは考え様”の好例である。
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橋本 好次(よしつぐ) mail:NBA00155@nifty.ne.jp  http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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