雑考400 第36号 黄金数 1999.4.28
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34号、35号と面倒な話が続いた。a=1/(1+a)を解く とは、二次方程式を解く事であるが、
いずれにしろ高校生までに習った「学校の勉強」で充分に理解できる内容であると思う。
さて、黄金数又は黄金分割と聞くとギリシャのパルテノン神殿を思い出す。幅と高さの比
が黄金比になっており、美しいそうだ。比率は(√5−1):2 だ。√5は「富士山麓鸚鵡鳴く
(ふじさんろくおうむなく)」と覚えたから、2.2360679 。ここから1を引くから黄金比
率は 1.2360679:2 ≒ 1:1.618 となる。黄金分割とは「線分を二分し、長い方の線分の
全体に対する比が、短い方の線分の長い線分に対する比に等しい時の、その比」である。
この定義は”自分と全体との関係”を表している様にも思う。「ラカンの精神分析」新宮
一成 著1998.10.23第5刷 講談社新書には、他に「自分の彼女(彼)への気持ちが 愛情なの
か欲情なのか 分からなくなった時」の上記方程式を使った解法も書かれている(98頁)。
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橋本 好次(よしつぐ) mail:NBA00155@nifty.ne.jp  http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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