雑考400 第35号 2から見た5 1999.4.27
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「ラカンの精神分析」新宮一成 著1998.10.23第5刷 講談社新書を読んだ。難解で殆ど分
からなかったが、92頁「対象aは黄金数である」は興味深かったので紹介する。2から見
た5を5/2と表現すれば、私(x)から見た他人(y)はy/xとなる。さて、私自身は何者か?を
考える事は、前34号の3人の囚人問題に立ち返れば、全体の中での私が何者か?という事
だ。私(x)と他人(y)に共通な普遍的視線をx+yと表現すれば、私(x)はx/(x+y)となり、こ
れが「対象a」で全体の目から見た私の姿&私単独では永遠に入手不可能な私の像 であ
る。即ちa=x/(x+y)だ。さて3人の囚人問題は、私を含めた全体の中での私は何か?が、
私が他人をどう見ているか?の中に浮かび上がった事例である。この状態はx/(x+y)=y/x
である。y/x=aとなるから変形してy=ax、これをx/(x+y)=y/xに代入すればa=1/(1+a)、こ
れを解いた正の解はa=(浮T−1)/2これは黄金数(黄金分割比)である。次号へ。
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橋本 好次(よしつぐ) mail:NBA00155@nifty.ne.jp  http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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