雑考400 第24号 木が倒れた 1999.4.16
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昔、次のような話を聞いた「誰もいない森の奥で大きな木が倒れた。さて、音はしただろ
うか?」恐らく高校の教師が、授業ではなく何かのついでに話したのだと思う。答えは自
分で考えろ、だった。以来20年ずっと気がかりだった。勿論、自分なりに回答の選択肢
は考えた。(1)当然、音がした。(2)立場(考え方)によってどちらとも言える。(3)その
質問は意味をなさない。の3つだ。常識的に答えれば(1)である。しかし(1)の答えでは、
余りに質問の意味がなさ過ぎる、と思う。(2)と(3)は巧妙な逃げ道。ただの直感で根拠を
説明できない。気になる。が、宛もなく難解そうな哲学の本を読む気にもならない。とこ
ろが1997年秋、知人の紹介で素晴らしい著書を知り、自分なりの答えを得た。正解ではな
く、質問の意味の重大さが判った。専門知識は全く不要。しかも中学生なら充分理解でき
る。誰もいない森の奥で木が倒れた、音はしたか?考えるのは面白い。続きは追々書く。
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橋本 好次(よしつぐ) mail:NBA00155@nifty.ne.jp  http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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