雑考400 第11号 雇用確保手段 1999.4.3 ──────────────────────────────────────── 世の中大変な不景気である。総務庁発表の労働力調査によれば、99/2月の完全失業率 は前月比0.2%アップの4.6%で1953年の調査以降最悪の数字。一方、完全失業者数も313 万人と初めて300万人の大台を超えこちらも過去最多。企業内失業者を計算に入れると実 質失業率11%、失業者数750万人という報道もある。1割超の人間が失業者だ。従来の日 本から考えれば、正に非常事態である。バブルの再来か、日本人の発想がよほど楽天的 にならない限り、消費増=経済活性は見込めそうもない。どうしたらよいだろうか?雇用を 増やす、確実かつ実行可能な唯一の方法は「貧富の差の拡大」だと思う。つまり、低賃金 の雇用者を増やすということだ。これで企業が支払う賃金の総額を変えずに、多くの従業員 を雇うことができる。従業員は自助努力で賃金の上昇を目指す。現代の日本なら最低賃金 でも飢えず、生活保護もある。但し、その代償は治安の悪化か?正しい暴言と確信する。 ──────────────────────────────────────── |
橋本 好次(よしつぐ) mail:NBA00155@nifty.ne.jp http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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