雑考400 第6号 理想の上司 1999.3.28
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私は鬼平(おにへい)が大好きである。鬼平とは池波正太郎 氏の著作「鬼平犯科帳」の
主人公である火付盗賊改方の長官 長谷川平蔵宣以のことだ。安直なたとえで言うと、
ずばり「理想の上司」である。この人のためなら命がけで働こう、と心酔させる人物だ。
鬼平の良さを知るには、言葉の説明よりも、是非、一読をお薦めする。江戸時代を舞台に
した盗賊と火盗改メの捕物帖であるが、少しも古くない。人間関係の機微は、現在と全く
変わらない。サラリーマンには特におすすめかも知れない。私は鬼平に多くを学んだ。
鬼平を初めて読んでから20年近く経つ。鬼平は繰り返し読んだし、今も読んでいる。
 最近、理想の上司について考えてみた。条件は色々あると思うが3つに絞られた。
(1)誠実、(2)信賞必罰、(3)教養である。この3つを備えた上司なら私はついて行ける。
鬼平は文春文庫で全18巻、短編の連作である。諄いようだが是非、一読をお薦めする。
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橋本 好次(よしつぐ) mail:NBA00155@nifty.ne.jp  http://member.nifty.ne.jp/monburu/
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( 「雑考400」は、40字×10行の、1分で読める系統立っていない考察や考証です )
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