寧日雑考 第78号 ピタゴラスの定理 2022.06.27
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子供の頃、
「ピタゴラスは建物の床のタイルを見て、有名な三平方の定理、
 別名、ピタゴラスの定理を発見した」
と何かで読んだことを思い出した。

ピタゴラスが見たタイルの模様は知らないが、自宅マンションの
玄関床のタイルを見て、そういうことか、と思い至った。

言葉だけでの説明は難しいことを承知で説明すると、

 大きな正方形の内側に、丁度半分の大きさの正方形が
 90度回転して菱形のように内接し、内接の正方形に
 対角線が十字形に引かれている模様のタイルが並ぶ床

である。

大きな正方形の4辺の中点に、小さい正方形の4頂点と
対角線の端が重なっている。

じっと見ていると、直角二等辺三角形の斜辺で作られる
正方形の面積が4で、直角を挟む辺のそれぞれの正方形
が2づつで合計4であることが分かる。

 a2+b2=c2 (2は指数の2乗と見てください)

である。

三平方の定理は、すべての直角三角形で成立するので、
正しい証明はもちろん必要だ。

ただ正方形と直角二等辺三角形の図は、幼稚園児でも
直感的に分かると思われる。そこが面白い。



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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ)
mail:monburu@nifty.com   http://zak400.zatunen.com/
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( 「寧日雑考」は、自由・不定・記録 を方針とした考察です)
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