寧日雑考 第48号 湯島天神 2019.12.10
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私事だが、2019年(令和元年)12月7日に長男の結婚式と食事会が
滞りなく完了した。とても良い結婚式と食事会だった。

式場は学問の神様 菅原道真公が祀られる湯島天神である。
寒空の雨模様が、おごそかな式次第に、しめやかさを添えた
肝銘的な結婚式だった。

式次第は、修祓(お祓い)、神主の祝詞奏上、誓杯三献(三三九度)、
新郎新婦の誓詞奏上、玉串拝礼、指輪交換、神楽(巫女の豊栄の舞)
という神前式である。
笙(しょう)と箏(そう)の力強い雅楽は日本の伝統を感じさせた。

紋付き袴の凜々しい長男と、白無垢に綿帽子の愛嬌のある花嫁は、
似合いの夫婦だ。

食事会は家族だけの小宴で、長男が乾杯の音頭を取り、
私が餞の言葉を伝えて、和洋中の料理に舌鼓を打った。

結婚はゴールではなく、伴侶と共に歩む長い人生のスタートである。
幸先の良い一歩を踏み出した二人には、マイペースで、末永く、
幸福な人生を楽しんで欲しい。

そしてもう一つ、私と家内が基本的な義務と考えていた
「子ども達が自立し、自分の家族を持つまで見守る」という
長期間にわたる役割は、30年を経て無事に完了した。

復新婚に加えて肩の荷が下りた安堵感をかみしめる喜びに浸っている。

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横浜市 橋本 好次(はしもと よしつぐ)
mail:monburu@nifty.com   http://zak400.zatunen.com/
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( 「寧日雑考」は、自由・不定・記録 を方針とした考察です)
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