寧日雑考 第3号 高級(奴隷)官僚 2016.02.07
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1.生活サイクル
(1)平日
起床 8:00
出勤 8:30
帰宅 4:30(翌朝。偶に翌々朝)
通勤時間1.5h、拘束時間18.0h、実働時間16.0h
→ (帰路タクシー0.5h)
(2)休日(土日祝)
起床 14:00
出勤 15:00
帰宅 20:00
通勤時間2.0h、拘束時間3.0h、実働時間3.0h
2.補足
上記の(1)、(2)を繰り返す。夏休みはない。
年末年始は休む。緊急時には呼び出しあり。
なお、残業手当は月40時間分のみ支給される。
いわゆるサービス残業は月平均160時間である。
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3.考察
(1)現代の日本において、上記1.および2.のような生活を送っている
人間がいるとすれば、それは社畜を超えている。すなわち奴隷である。
私はこれに該当する人間を知っている。
霞ヶ関の某省に勤務するキャリア官僚である。
(2)このような現状が連綿と続いている事実から、以下が推測される。
・無能な代議士の相手と国会対応に忙殺され、時間が全く足りない。
・超難関の公務員試験に合格する知力はあるが、所詮は勉強ができるだけ
の世間知らずで、自らが奴隷状態に置かれていることを認識できない。
(作業に明け暮れ、新聞も読めず、外で起きていることや常識を知らない)
・最初は奴隷状態はおかしいと認識していたが、官僚とはそういうものだ、
と数ヶ月で洗脳され、以来唯々諾々と従い、出世競争に邁進している。
・本人はおかしいと思っているが、日々の奴隷生活に流されて無気力となり、
現状を打破すべく、しかるべき行動を取ることができない。
・疲労が極限まで蓄積されて困憊しているため、職場では朦朧状態で、
頭が働かず、作業の能率が零に近い。その結果、深夜残業となり
帰宅が遅くなって、睡眠時間が無くなる。この悪循環の繰り返し。
・仕事マニア。3度の飯や睡眠よりも仕事が好きという中毒。病気。
・自分は国を動かす仕事をしている、という空虚な自尊心のみが
奴隷生活を支えている。
(3)インターネットの就職情報サイトや個人のブログなどで、官僚の働きぶり
についての記述を読むと、実情を知っている思われる人間が書いたものは
私の実感と整合している。官僚の激務、霞ヶ関のブラックぶりは、私が
知っている某省に限られたものではないと合理的に推測できる。
4.結論
日本国は、無能代議士と奴隷状態で正常な思考ができない高級官僚によって
国政が行われている。その結果が、20年を超えるデフレーションの継続、
北朝鮮に拉致された日本国民の見殺し、無頼国家による北方領土・竹島・
尖閣諸島などの領土不当占拠の傍観、自衛隊の憲法矛盾状態の放置、
無定見なグローバル資本主義礼賛・構造改革によるワーキングプアの発生、
等々の、いつまで経っても解決されない問題が山積している現状である。
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